枯らすメカニズム
植物はタンパク質の組み合わせで構成され、タンパク質は高温によって構造が変化します。植物に高温水を散布することにより、タンパク質の規則正しい構造を変成(破壊)し、枯らすことが可能となります。
沿道環境の向上を
道路の安全や景観・環境に対する沿道住民のニーズは高く、除草に係る意見・要望も毎年一定の件数があります。 その中でも車道側に張り出した雑草は直接通行の妨げになるだけではなく、ガードレールを覆い隠し、視認性の低下から安全性の低下にもつながりかねません。また、景観についても見苦しいものとなり、沿道環境の向上が望まれています。
歩道部の除草に効果的
雑草は歩道部の舗装と歩車道境界ブロック等の境目に根を張り生育します。境界面は細くスポット散布で地中の根先端までしっかりと熱を加えることができ、短時間で施工することが可能です。
ガードレール下の除草に
歩道部での除草作業はガードレールの支柱や自転車などの障害物が多く、歩行者も多いことから肩掛け式草刈り機を使用することができません。そのため腰を曲げての手刈り作業を行わなくてはならず、効率がよくありません。高温水除草システムでは立ちながら高温水を散布するだけの作業となり、作業の効率化が図れます。
除草作業
腰を曲げての手刈り作業
立ちながらの高温水散布
施工箇所
ガードレールの下に生息する雑草
全体が枯れ、持続性もUP
種類の応じた最適な除草を
雑草と一口に言ってもキク科、イネ科、ニレ科、タデ科、オオバコ科など多くの種類があります。また、一年草や多年草など生育の特徴も様々です。このため、闇雲に温水を撒いても効果にばらつきが出ることがあります。私たちは、雑草の種類や特性を調べたうえで、一年を通して散布時期や散布量・散布時間等について研究を行い最適な除草システムを提案します。
学術的知見に基づいた除草
種類や特性に応じた除草を考えるうえで、学術的知見は必要不可欠です。当研究では植物の生育に詳しい東京農業大学と共同研究を行っています。
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